働く女性のみなさんにとって、毎朝のメイクは欠かせないルーティンですよね。しかし、毎日フルメイクをするのは時間もかかるし、正直面倒くさいと感じている人もいるのではないでしょうか。
できることなら最低限のメイクで、手抜きに見えない、綺麗な仕上がりを目指したいですよね。特にオフィスメイクの場合、清潔感やきちんと感を演出したいところ。
この記事では、知っていて損はない時短メイク術を「ベースメイク」「眉メイク」「アイメイク」「リップメイク」のポイントごとにお伝えします。
最後に、時短メイクをさらに綺麗に見せるために、私が実際にやってよかったこともご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ベースメイクは崩れにくさが命

メイクの仕上がりはベースメイクに大きく左右されます。普段はメイクの中で1番時間をかけるという人も多いのではないでしょうか。
最低限の工程で、ナチュラルで崩れにくいベースメイクをするためのポイントをお伝えします。
メイク前の「スキンケア」が勝負
朝のスキンケアで肌に十分な潤いを与えましょう。化粧ノリをよくすることで、最低限のベースメイクでも綺麗に仕上がります。
洗顔後はたっぷりの化粧水でしっかりと水分を補ったあと、乳液や保湿クリームで蓋をしましょう。
「メイク前に肌がべたつくのが嫌」という理由で、乳液やクリームを怠ってしまうと、肌を乾燥から守るために皮脂が多く分泌され、逆にメイク崩れの原因になります。
油分が少なくサラッとした使い心地のアイテムを選び、しっかりと保湿をするように心がけてください。
オールインワンアイテムで時短
日焼け止め、化粧下地、コンシーラー、ファンデーションなど、ベースメイクはアイテム数も多く、手間がかかりますよね。
しかし、オールインワンタイプのBBクリームやCCクリームを使えば、1本でUVカット・保湿・カバー力が叶い、ベースメイクを短時間で完成させることができます。
シミやニキビが気になる人はカバー力が高いBBクリーム、肌の色ムラを補正したい人はCCクリームがおすすめです。
パウダーで仕上げて崩れにくく
最後に、Tゾーンなどのテカリやすい部分や、フェイスラインに軽くパウダーをのせることで、崩れにくいベースメイクが完成します。
眉毛や目の周りにもパウダーをのせ、油分をカットしておくと、その後の眉メイクやアイメイクがやりやすくなりますよ。
この時、顔全体にパウダーをのせすぎると厚塗り感が出てしまうので要注意です。
眉毛はナチュラルな印象に

眉毛は顔の印象を大きく左右するパーツです。眉毛が綺麗に整っていると、それだけでグッとメイクの完成度が上がり、オフィスメイクとしても、きちんとした印象を与えることができます。
3点セットのアイブロウペンシルがおすすめ
ペンシルは眉尻を中心に使い、眉頭は足りない部分の毛を描き足す程度に優しく描くように意識しましょう。その後、眉毛のすき間にパウダーをふんわりとのせて、最後にスクリューブラシで全体をぼかしましょう。
ペンシル、パウダー、スクリューブラシがすべてセットになったタイプのアイテムを使うと、工程ごとにアイテムを持ち替える手間が省けて便利です。
髪色より少し明るい色を選ぶ
眉メイクは髪色より少し明るめの色で仕上げることで、垢抜けた印象を演出することができます。黒髪の人でも落ち着いたブラウンなどを使うことをおすすめします。
最低限のナチュラルメイクでも「すっぴん感」をなくすために、髪色に合ったアイブロウペンシルを使うようにしましょう。
時短でもパッチリと目力のあるアイメイクに

アイメイクも普段なら時間をかける人が多いと思いますが、いくつかのポイントを引き算することで時短に繋がります。
時間をかけなくても、ナチュラルかつ華やかな目元にするためのポイントを押さえておきましょう。
アイシャドウは単色でOK
アイシャドウは、肌馴染みの良いベージュやブラウンの単色を指でサッと塗るだけでOK。
単色のアイシャドウでも、まずは瞼全体に薄く広げたあと、二重幅や目のキワに少し濃いめに重ねることで、派手すぎない自然なグラデーションを作ることができます。
アイライナーは目尻にだけ引く
最低限のナチュラルメイクなら、アイライナーは目尻に引くだけで十分目元の印象を引き締めることができます。
ブラックのアイライナーだと、アイラインだけが浮いてしまうという場合は、ブラウンを使うと全体との馴染みもよく、柔らかい印象に仕上げることができます。
カールタイプマスカラで自然に盛る
アイシャドウやアイライン以上に、目元の華やかさを左右するのがマスカラです。
カールタイプのマスカラを使うと、ビューラーでまつ毛を上げたり、マスカラ下地を使わなくても、自然なカールをキープしてくれます。
目元からグッと持ち上げ、ジグザグと動かしながらマスカラを塗ると、自然に目元を盛ることができますよ。
リップは自然な血色感がポイント

最低限のメイクでも手抜きに見せないために、最も重要なポイントが「血色感」です。顔色のよさや健康的な印象を与えるために大きな役割を果たす、リップメイクのポイントをお伝えします。
肌馴染みのよいカラーをチョイス
ナチュラルメイクの場合、リップだけが濃い色だとバランスが悪くなってしまいます。
肌馴染みの良いピンクやベージュ系のカラーを選ぶことで、オフィスにもぴったりな清潔感と柔らかさを演出できます。
薄めのカラーでも発色のよいアイテムを使えば、自然な血色感をプラスできますよ。
色つきリップクリームで乾燥を防ぐ
色つきのリップクリームで保湿と血色感を同時に補うのもおすすめです。
唇の乾燥を防ぐことで健康的な印象にもなりますし、リップクリームならこまめにサッと塗ることができるのでメイク直しの心配も減るのが嬉しいですね。
時短メイクをより綺麗に見せるために

最低限のメイクでも、仕上がりを今より綺麗に見せたい場合は、普段からベース作りに投資するのも効果的です。
ここからは、メイク時間の短縮や垢抜けた印象を叶えるために、私が実際にやってよかったことを3つご紹介します。
顔脱毛
顔の産毛を処理すると、肌がワントーン明るくなり透明感が増します。
また化粧ノリが格段によくなり、ファンデーションやコンシーラーが均一にのるので、厚塗りを防ぎナチュラルメイクに仕上げることができます。
産毛を処理する手間や、カミソリで怪我をする心配もなくなるので快適に過ごすことができますよ。
眉毛脱色
もともと地眉が濃く、ペンシルとパウダーだけでは野暮ったい印象になってしまうという人もいるかもしれません。
そんな人には眉毛脱色がおすすめです。地眉の色を少し明るくしておくことで、ペンシルとパウダーだけの最低限メイクでも、眉毛の印象を垢抜けさせることができます。
実際に私も、眉マスカラを使う必要がなくなり、短時間で眉メイクをふんわりと仕上げることができるようになりました。
自宅で眉毛脱色をする場合は、事前に必ずパッチテストを行うようにしましょう。また、眉毛の周りをワセリンなどで保護して皮膚の炎症を防ぎ、液が目に入らないように十分注意して行ってください。
まつ毛パーマ・まつ毛エクステ
まつ毛パーマで根元からしっかりとまつ毛をカールさせたり、まつ毛エクステでボリュームをプラスしたりすることで、アイメイクにかける時間をさらに短縮させることができます。
特に、視力が悪い人におすすめです。「今日はメガネで出かけたいけれど、コンタクトを入れないとアイメイクしずらい……」というお悩みはありませんか?
私は、まつ毛パーマやまつ毛エクステを取り入れたことで、アイシャドウのみサッと塗り、メガネで家を出ることができるようになりました。
ほぼノーメイクでも手抜きに見えない、ぱっちりとした目元を手に入れることができます。
少しの工夫で時短も綺麗も手に入れよう
最低限のメイクでも、清潔感やきちんと感を保ちながら時短を叶えるためには、ポイントを押さえた工夫が重要です。
朝のスキンケアで土台を整え、アイテムや色選びを工夫すれば、簡単に綺麗な仕上がりが実現します。
また、最後にご紹介したセルフケアを取り入れることで、日々のメイク時間をさらに短縮しつつ仕上がりを格上げできます。
忙しい日常の中で、時短メイクを味方につけて、余裕のある朝を手に入れてみてはいかがでしょうか。ぜひ、明日からのオフィスメイクに役立ててみてください。
みなさんのメイク時間が少しでも快適で楽しいものになれば幸いです。